SSブログ

春? [詩]

昨日は思いもよらないほど寒かったのに、今日は過ごしやすい暖かさだ


-- ナゴリユキ --
春を待ちながら
冬の雪原に
傘の華が咲く

悲しみと苦しみを
白く氷らせて
新たな命の糧とする

今一度、忘れないでと
語るかのごとく降る雪の
白く冷たい結晶は

誰の思いのカタチだろう


たいへんだから [詩]

従姉妹の旦那様が自衛隊員で東日本大震災の災害現場に行っていると、数日前に聞いた。

それも、1ヶ月前から行っていると知った。

話をしてくれた叔母が言うには、現場は悲惨で泣きたくなると従姉妹に話していた。本当に酷い現場だと言っていた。
話を聞いたとき、今本当に自分に何ができるか考えてしまった。
義援金を少ないけど出した事・買い占めはしない事(食べ物は時間的制約があるから買いすぎてもねぇ)・省エネ…

小さい事ばかりだなぁ~

それでも何もしないでいるより良いとは思った。


ーー 救済 ーー

救えると信じ
差し伸べた手が
例え冷たくとも
何も救えなかった事には
ならないよ

生き延びた人々の中に
まだ記憶と思いが在るかぎり
冷たい手にも
帰ろうと意志がはたらいて

差し伸べられた手を
つかんだのだから

冷たい土の上で
または暗い水の底で
もしくは瓦礫の下で
長い眠りに就いても
いつかは助けが来ると
信じてる

帰りたい場所に
必ず連れ出してくれると
信じてる

見つけてくれた人が
辛くならないで
あなたのお陰で
帰る事ができるのだから

この間 [詩]

CA3H0012.jpg東京で雪が降った翌日に見つけた雪だるまたち

結局、2日も保たずに消えてしまった

ーー カタチ ーー

誰が造りしか
冬の使者のウツシミを

名もなき造り手のカタチ
一時の戯れ

空っぽ [詩]

2日前に鳥の巣の前に行ってみた
もう空っぽになっていた

巣立ってしまったようだった
せめて姿を見てみたかったなぁ~

その近くのサクラの街路樹が
一本立ち枯れていた
花は咲いたのに、葉っぱを出すことは出来ずに
枯れてしまったようだ
よく見ると、高い枝の先にはまだ蕾があった

花を咲かせて終れたのは良かったことなのかな


-- 風 --

  時にはやさしく
  時には穏かに
  軽やかにに吹く風は
  思い出を創り

  時には強く
  時には激しく
  全てを吹き飛ばす風は
  悲しみを置いて行く

  翼があれば
  共に往けるのに
  拒むでもなく
  欺くでもなく

  ただ吹くだけで
  心を変えてしまう
  気ままな存在
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今年も [詩]

あと少しで終わるなぁ~
としみじみ思うようになったのは何時からだろうか、
掃除をしていると色々なモノがたくさん出てくる

今年は暖かかったためか、セーターが押入の奥に
しまわれたまま出てきた
少し厚手のコートも一緒に出てきた

処分するのも勿体ないと思うほどに
まだ着れるものが沢山出てきた
オークションにでも出そうかな?


- モノ -

  アレが欲しい コレが欲しい
  ソレも欲しい
  何が欲しい?

  たくさんのモノに囲まれて
  楽な暮らしと
  沢山の時間を手に入れて
  まだ何が 欲しいのだろうか

  自分が得たモノの裏に
  幸せは在るのだろうか

  持てないモノにこそ
  価値がある
  そんな言葉が胸を衝く
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

寝坊 [詩]

090819_1619~01.JPG散歩中、蝉の抜殻を見つけた。
もう、夏も終わりに近いというのに今頃起きてくるのもいるのだなぁ~と何だか可愛らしく思った。


- マイペース -

他よりも
いつもズレていて
他よりも
少しゆっくりで
他よりも
違う何かを見ている
マイペースな君は
どんな世界が見えているのだろう


夏だなぁ~ [詩]

セミの声を聞いた
まだ梅雨明けがされていないけど
夏の始まりを感じた
木蔭のなか
声の主を探すけど
まだ、その姿を見つけられなかった

夏だなぁ~
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

咲いた [詩]

先月の末頃からサボテンが蕾を3つもつけた。
今夜その1つが咲いた。
だが、小さい...
3つもつけたが、1つは枯れかけてきた。
香りも少し弱いような...

 - 雨の後 -

  雨の後に 花を咲かせ
  一夜限りの香りをはなち
  風とともに散ってゆく
  誰も彼方を留めることはできないのか
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

 [詩]

今年は本当に暖かい冬なんだな~と
雪が降らないし
鳥たちが楽しげに歌う声が多かったな

  --- 雪 ---

  一年の 悲しみと 苦しみを
  結晶にして
  高い空から 降らせます
  少しずつ 少しずつ
  白一色に染め上げて
  春に大地の恵みと仕立てます
  
  結晶になれなかったこの想い
  次まで何所に置いておこう
  空に 雲に 風の中に
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

冬の入り口 [詩]


  -- 冬の入口 --

  少しずつ 少しずつ
  風から熱がなくなり

  少しずつ 少しずつ
  寄り添う影が長くなり

  少しずつ 少しずつ
  雨が冷たくなり

  少しずつ 少しずつ
  木葉が頬を染める

  もうすぐ冬だと
  鳥たちが歌い
  虫たちが寝床を探す

  少しずつ 少しずつ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。